概念図であり、時間の縮尺や研究データではありません。左の線は予定禁煙日、右の線は評価日です。各行の意味は下記を参照してください。
- A · 時点禁煙
評価直前の指定期間だけを対象にします。
- B · 連続禁煙
禁煙日からの全期間を対象にし、初期猶予を設けません。
- C · 延長禁煙
点線部分が初期猶予。その後を対象にし、一時的な喫煙の扱いは別の規則で確認します。
評価した日と禁煙期間を分ける
7日間の時点禁煙は、評価前の7日間を尋ねます。研究の途中まで吸っていて後からやめた人も、最後の7日間の条件を満たす場合があります。複数回の評価で同じ質問をしても、評価と評価の間の全日程が分かるわけではありません。
連続禁煙は、指定した開始日から評価日までの全期間が対象です。SRNTの方法論文では、予定した禁煙日から始まり、最初の猶予期間を設けない定義です。ただし論文によって用語の使い方は異なるため、名称だけで判断しません。
最初の猶予期間がある指標
延長禁煙(prolonged abstinence)は、通常、最初の猶予期間が終わってから判定を始めます。初期の喫煙をこの指標の対象外とすることがあります。その後の一時的な喫煙を一定の条件で認める定義も、認めない定義もあります。
2週間や5本という数字は、研究で用いられた条件の例です。共通の許容枠や喫煙の勧めではありません。期間の起点と、その間に吸った場合の規則を読んでから比較します。
架空の経過を三つの窓で見る
架空の例です。ある参加者が禁煙日を決め、最初の週に一度吸い、その後は6か月の評価まで吸わなかったと報告したとします。最後の7日間の条件は満たせても、禁煙日以降一度も吸わない連続禁煙の条件は満たせません。
2週間の猶予を置き、その後は喫煙なしという延長禁煙の条件なら満たす可能性があります。これは判定の違いを示す例で、実在する研究結果や個人の成功率ではありません。
紙巻きたばこだけか、他の製品も含むか
紙巻きたばこだけを対象にする研究と、葉巻、無煙たばこ、他の製品も含める研究では意味が違います。「紙巻きを吸わない」を「すべてのたばこやニコチンを使わない」に置き換えることはできません。
SRNT論文の提案は、米国FDA承認のニコチン禁煙薬の使用を記録しつつ、喫煙禁煙の定義への違反とはしない規則です。論文内の規則であり、すべての国での承認状況や個人への服薬指示ではありません。
数字を残すなら条件も一緒に
公開された結果を控えるときは、6か月時点、直前7日間、対象製品、自己申告か検証方法、追跡できなかった人の扱いを一緒に残します。記載がなければ「不明」とし、別の研究から補いません。
個人のケアに関わる疑問は、原文を持って地域の専門家に相談してください。日本の厚生労働省の資料では禁煙外来も紹介されていますが、元記事の最終確認日は2021年11月10日です。現在の受診条件は医療機関で確認し、その施設の統計の定義も別途尋ねましょう。
覚えておきたいこと
よくある質問
7日間禁煙という結果は、追跡も7日だけですか?
いいえ。6か月後に直前7日間を尋ねることもあります。評価時点と対象期間を区別してください。
どの定義が正しいのですか?
研究質問によります。明確に書かれた条件が、比較したい相手の条件と対応しているかが重要です。
一本吸ったら、これまでの努力もゼロですか?
研究上の分類は個人の経過全体への評価ではありません。特定の条件を満たさなくなっても、他の事実は残ります。研究参加中は起きたことを正確に伝えます。
最後の検査で6か月ずっと吸っていないと分かりますか?
一つの検体で分かる期間は限られ、過去の全日程を復元できません。行動の質問と検証方法は別に読みます。
出典
このページの主な記述は、以下の資料と照合しています。
- Society for Research on Nicotine and Tobacco / Piper et al.: SRNT — Defining and Measuring Abstinence (2019 online; 2020 journal issue), definitions and Table 1
出典確認日: 2026-10-01
- Society for Research on Nicotine and Tobacco / Benowitz et al.: SRNT — Biochemical Verification: 2019 Update (2020 issue), limits of a single specimen
出典確認日: 2026-10-01
- 厚生労働省 e-ヘルスネット: 禁煙の準備・代わりの行動と禁煙外来(2021年11月10日最終確認;現行条件は利用先で確認)
出典確認日: 2026-10-01
研究定義の一般的な説明です。個人の判定、検査の義務、治療の選択は行いません。臨床上の疑問は地域の資格を持つ専門家へ。