F-01:記入済みの架空の粒子状物質報告
架空の日付2026-09-30。主流煙の粒子状部分;参照A/教材-1も架空。すべてmg/本。実際の製品や人を測定しておらず、規格適合の報告ではありません。
| 報告項目 | 結果(mg/本) | この行の求め方 |
|---|---|---|
| 総粒子状物質(TPM) | 12.0 | 採取した粒子状物質の量 |
| その中の水分 | 2.0 | 測定し、TPMから差し引く成分 |
| その中のニコチン | 1.0 | 測定し、TPMから差し引く成分 |
| 計算タール | 9.0 | 12.0−2.0−1.0 |
報告の冒頭にある、架空の試料と条件
表の試料F-01と報告日2026年9月30日は、どちらも架空です。対象は機械が引く主流煙の粒子状部分。条件名‘参照A’、版名‘教材-1’も自作で、ISO規格の版や法令適合を示す名前ではありません。
四行は同じ架空試料・条件に属し、すべてmg/本です。記入済みの算術例であり、認定試験所の報告ではありません。本当の報告で方法の版や採取条件が分からなければ、発行した試験所に確認する項目です。
12に含まれる水分とニコチンを引く
架空の総粒子状物質は12.0 mg/本。そのうち水分2.0、ニコチン1.0も同じ単位なので、12.0−2.0−1.0=9.0になります。ニコチンの1.0は12.0に追加する量ではなく、同じ採取量から差し引く分析項目です。
ニコチンを引くのは定義の一部で、煙にニコチンがなかったという意味ではありません。水分を除く表現も、煙全体が乾いた粒子だけという意味ではありません。カナダ保健省の1999年のT-115はこの測定定義の説明に使い、日本や世界の現行法を示す資料とは扱いません。
9は、煙のすべてを足した数ではない
引用した方法では気相の一酸化炭素を別に測ります。この差し引き式の中に一酸化炭素を含めるわけではなく、粒子状部分の個々の化学物質も四行ですべて特定されていません。
収量は条件を定めた試料の特徴を表しますが、全毒性の点数ではありません。別の報告との比較では対象、互換性のある単位と条件を確認します。機械方式が変われば値も変わり得ますし、本数を掛けても個人が吸収した量や肺に残った量にはなりません。
報告の質問と、健康の相談を分ける
方法や単位の不足は発行した試験所へ、個人の健康は資格のある医療者へ相談してください。日本ではナビイで地域や診療科などから機関を探し、禁煙相談の対応を確認できます。すべての掲載機関に専門相談があるとは限らず、検査報告の認証窓口でもありません。低い表示値の製品を先に選ぶ必要はありません。
覚えておきたいこと
出典
このページの主な記述は、以下の資料と照合しています。
- Health Canada: Determination of ‘Tar’, Nicotine and Carbon Monoxide in Mainstream Tobacco Smoke — Health Canada T-115, 1999-12-31; page modified 2011-07-19
出典確認日: 2026-10-02
- US National Cancer Institute: ‘Light’ Cigarettes and Cancer Risk — reviewed 2010-10-28
出典確認日: 2026-10-02
- Rijksinstituut voor Volksgezondheid en Milieu, Netherlands: Measurement methods for TNCO — published 2017-08-18, modified 2023-07-06
出典確認日: 2026-10-02
- 厚生労働省: 医療情報ネット(ナビイ)の使い方
出典確認日: 2026-10-02
一般的な報告の読み方です。架空の値であり、製品データ、個人の曝露測定、健康順位や自分で試験する手順ではありません。