分類内では同じ割合、全体では違う構成
全て架空。3か月後の同じ直近7日間の紙巻きの質問で、全回答が既知。分子は該当者、分母はその欄の人数。因果推定ではありません。
| 選択前の状態 | メッセージを選択 | メッセージを非選択 |
|---|---|---|
| 計画を準備済み | 10/50=20% | 30/150=20% |
| 計画を準備中 | 15/150=10% | 5/50=10% |
| 合計 | 25/200=12.5% | 35/200=17.5% |
架空の見出しを計算し直す
数字は全て架空で、実際のSMS支援の証拠ではありません。成人は同じ初期情報を受け、支援メッセージを自分で選びます。無作為割付はありません。選択前に計画を用意した人と、まだ準備している人に分類したとします。分類と数字は説明用で、実際の準備や禁煙割合の主張ではありません。
3か月後、全員へ直近7日間に紙巻きたばこを吸わなかったか同じ質問をし、全回答が既知とします。利用者で該当するのは計画あり10/50、準備中15/150、合計25/200=12.5%。非利用者は30/150と5/50、合計35/200=17.5%です。見出しは利用者が5ポイント低いと書くかもしれません。
しかし開始時の分類内では10/50も30/150も20%、15/150も5/50も10%です。この架空の全体差は構成の違いで、利用者には10%の分類が多くあります。計算の説明であり、現実のメッセージが有害とも、この比較が因果効果ゼロを識別したともいえません。
この例の要約は『自分で選んだ利用者の全体の観察割合は低く、開始時の構成が違った』であり、『メッセージが禁煙を減らした』ではありません。無作為の結果、区間や現実の証拠は提示していません。公開方法と集計表だけで読め、個人の喫煙歴や健康情報は不要です。
一つの分類で交絡が全て消えるわけではない
Cochraneは介入選択と結果に共通する原因を交絡として説明します。適切な解析で記録した開始時の要因を考慮できても、未記録、測定誤差、モデルの仮定は残ります。一つの層を見ただけでは全てを調整した証明になりません。介入後に変化した変数で調整すると偏りを加えることもあります。
実際には利用前に何をどう測定し、なぜその解析が適切なのかを読みます。追跡開始と両群の測定方法も確認します。『大規模』『調整済み』だけでは足りず、別の選択パターンなら利用者が良く見える方向もありえます。
割付の仕組みを変えると、問いが変わる
別の試験ではメッセージの提供を無作為に割り付け、登録確認まで次の割付を隠せます。自選した利用者ではなく、割り付けた提供を比較します。適切な実施なら開始時の予後要因が割付を決めず、測定していない要因も含め、平均的に開始時の比較可能性が保たれます。ただし実際の各標本で厳密な均衡を保証しません。偶然と整合する不均衡だけで割付の失敗とはいえません。
割付前の隠蔽と後の盲検化は別です。入院順の交互割付や誕生日は、予測できない無作為の列の代わりになりません。名称でなく実際の方法を読んでください。
欠測、異なる測定や結果の選択は無作為化試験にも残ります。実際の利用で組み直す、使わなかった人を除くと選択を再導入しかねません。割付効果と介入に従う効果は別の問いで、適切な解析と欠測の仮定が必要です。
観察資料が答える別の問いもある
非無作為研究は、試験で十分扱えない長期、まれな結果や異なる場面を補えます。因果推論の力は具体的設計と仮定によって異なり、コホートという名称だけで決まりません。誰にサービスが届くかを記述する価値もありますが、サービスが起こす効果とは別の仕事です。
自分の支援は実際の相談先へ
eJIMは健康情報の数字と背景を確認し、個別の判断は医師などへ相談するよう案内しています。自分の支援や治療は地域の有資格専門職へ確認してください。架空の表や研究名は選択を代行しません。
覚えておきたいこと
よくある質問
観察人数が増えれば解決しますか?
自動的には解決しません。人数だけでは系統的な違いや測定の問題は消えません。精度と偏りの小ささは別です。
出典
このページの主な記述は、以下の資料と照合しています。
- Cochrane: Cochrane Handbook, chapter 8 — randomization, concealment and analysis
出典確認日: 2026-10-04
- Cochrane: Cochrane Handbook, chapter 25 — confounding and selection in non-randomized studies
出典確認日: 2026-10-04
- Cochrane: Cochrane Handbook, chapter 24 — complementary questions and design features
出典確認日: 2026-10-04
- 厚生労働省事業 eJIM: 健康・医療情報の見極め方・向き合い方
出典確認日: 2026-10-04
研究設計の教育で、実サービスの評価、個人予測や治療選択ではありません。数字は架空で、個人入力を収集しません。